再送:3月鉱工業生産速報は前月比‐3.1%、予想下回る
[東京 30日 ロイター] 経済産業省が30日発表した3月の鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は前月比3.1%低下の106.8となり、2カ月ぶりに低下した。生産指数としては2007年5月(106.8)以来の低水準となった。ロイターの事前予測調査では前月比マイナス0.8%と予想されていたが、発表された数字は予想を大きく下回った。また生産指数の原数値は前年比マイナス0.4%と、32カ月ぶりの低下となった。北米市場が軟調との指摘も回答企業から聞かれたという。
経済産業省は生産の基調判断を「横ばい傾向」に据え置いた。業種別にみると、乗用車など輸送機械工業、蒸気タービン部品など一般機械工業、橋りょうなど金属製品工業などが3月生産の低下に寄与したという。
同省では、北米市場が軟調との指摘がでるなか、新興国の需要でどれほど補えるかについて今後注視していくとした。回答企業からは普通乗用車について「北米市場にかげり」、小型乗用車について「北米、中南米で芳しくない」、PDPモジュールについて「北米でやや伸び悩み」などの声が聞かれたという。
3月の鉱工業出荷指数は前月比3.9%低下、在庫指数は同0.2%上昇した。また在庫率指数は104.9と、05年基準では最高水準となった。在庫増加には、石油・石炭製品、電子部品・デバイス、金属製品などが寄与した。石油製品では、ガソリン買い控えなども影響したという。
1─3月期の生産は前期比0.6%低下となった。低下は4四半期ぶり。
製造工業生産予測指数は、4月が前月比0.3%低下、5月が3.4%上昇だった。4月の低下に寄与するのは情報通信機械、電子部品・デバイス、輸送機械など、5月の上昇に寄与するのは情報通信機械、電子部品・デバイス、輸送機械、化学など。
4月と5月の生産見通しが達成され、6月生産が前月比横ばいとなった場合、経産省の試算では、4─6月期生産は前月比0.4%増と、2四半期ぶりのプラスになるという。
電子部品・デバイスの在庫指数は166.1となり、過去最高となった。また同製品の3月の出荷・在庫バランス(出荷の前年比マイナス在庫の前年比)はマイナス7.3%となり、2月のマイナス3.8%よりマイナス幅が拡大、在庫の意図せざる積み上がり傾向が強まったことが確認された。 続く...





