東電08年3月期は28年ぶり当期赤字、柏崎刈羽停止の影響額6150億円

2008年 04月 30日 17:01 JST
 
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 [東京 30日 ロイター] 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)は30日、2008年3月期連結業績で、当期損益が1501億円の赤字になったと発表した。昨年7月に発生した新潟県中越沖地震の影響で柏崎刈羽原子力発電所が全面停止したことに伴い、代替の火力発電燃料費や他電力からの購買電力料や復旧費などで6150億円の関連費用が発生。28年ぶりに当期赤字を計上した。

 当期赤字1501億円はロイターエスティメーツによる主要アナリスト10人の予測平均値である当期赤字1503億円と同水準だった。09年3月期の通期業績予想は、柏崎刈羽原発の運転再開の時期などのめどが現時点で立っていないことを理由に、売上高5兆8000億円程度(前期比6.8%増)以外は未定とした。08年9月中間期は、売上高2兆8350億円(前年同期比5.9%増)、経常損失600億円程度、当期損失400億円程度との見通しを示した。

 08年9月中間期では、柏崎刈羽停止による燃料費負担増として3000億円程度を見込む。09年3月期の原油価格見通しは1バレル当たり95ドル(前年実績78.69ドル)とした。

 現在、柏崎刈羽原発の運転再開に向け、設備の点検や地質調査に基づく活断層の評価、耐震強化工事に向けた基準地震動の策定作業などを行っている。これらの手続きを踏みながら、国の審査や地元の了解などを経て改良工事を行い運転再開へと進むが、会見した勝俣恒久社長は「夏まで(の運転再開)は厳しいと思っている」と述べた。

 柏崎刈羽の復旧費用等は08年3月期に1950億円を計上した。追加費用は「出る可能性はあるが、それほどにはならない」(勝俣社長)としている。

 燃料費の変動に応じて3カ月ごとに料金を見直す調整制度とは別の本格的な電気料金の値上げについて勝俣社長は「徹底的にコストダウンを図って、それでもなおかつ大変厳しい状況になったときに考える。顧客や原油価格、柏崎刈羽の復旧状況など総合勘案して考える」と語った。

 (ロイター日本語ニュース、浜田 健太郎)

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 4月30日、東京電力は2008年3月期連結業績で昨年7月に発生した新潟県中越沖地震の影響で柏崎刈羽原子力発電所(写真)が全面停止したことに伴い、28年ぶりに当期赤字を計上した。昨年7月撮影(2008年 ロイター/Issei Kato)
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