東京外為市場・15時=ドル103.80円付近、クロス円では休暇前に売り
ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円
午後3時現在 103.75/80 1.5625/30 162.12/18
正午現在 103.65/70 1.5637/42 162.15/22
午前9時現在 103.91/96 1.5622/27 162.36/42
前日NY17時 103.95/98 1.5613/15 162.28/38
[東京 1日 ロイター] 午後3時のドル/円は、前日NY市場の午後5時時点から、小幅安の103円後半で取引されている。米利下げの早期打ち止めを根拠としたドルの買い戻しは収束、午前中から軟調な地合いが続いている。また、2日発表の米雇用統計を控え、様子見ムードが強まるなか、クロス円を中心に休暇前のポジション調整的な売りが出た。
<ドル軟調が継続、豪ドルは調整売り>
前日の米連邦公開市場委員会(FOMC)の声明文が、利下げ打ち止め感を出さず、今後の政策の機動性を確保する内容となったことで、利下げの早期打ち止めを根拠としたドルの買い戻しはいったん収束した。朝方から海外ファンドや輸出企業の売りが断続的に入り、ドル軟調が続いた。
午後の取引では、アジアの主要な市場が休場で手掛かりが乏しいほか、米雇用統計の発表を控え様子見ムードが強まった。ドル/円は、前日105円を上抜けできず、上値の重さが意識された。しかし、下値では103円台でサポートされており、方向感の乏しい状況が続いている。
クロス円では休暇前の調整売りが指摘された。このうち、豪ドル/円は、4月中旬以降は堅調な値動きだったが、週末にかけて休暇前のポジション調整的な売りが出やすくなったと見られている。そうした地合いで、きょう午前に発表された3月豪住宅着工許可件数が弱かったことを受け、売りが加速したとみられている。
<メキシコペソが強含み、インドルピーは安値圏>
メキシコペソは、米利下げによる金利差拡大を受け、足元で買われている。クレディスイス証券のアナリスト、ダニエル・カトザイヴ氏は「高水準の商品価格が続いているうえに、メキシコ経済が年初来、米国の景気減速に対して底堅さを見せていることも踏まえると、インフレ率が上昇するリスクが高まっている」と指摘。カトザイヴ氏は「米景気後退の影響でメキシコ経済が減速し、ペソが下落するとの市場の懸念は徐々に後退する」との見方を示す。
一方、インドルピーは2月下旬から信用不安を背景にいったんは安値圏に下落したが、インドへの直接投資が増加するとの見方から反発した。UBS銀行では、4月中旬にルピーを買い推奨としている。UBSの外為担当者は足元のルピー軟調について「米景気減速が欧州やアジアに波及するとの観測から一時的に売られているのではないか」と話している。
インド中央銀行は29日、預金準備率を25ベーシスポイント(bp)引き上げたが、その他の主要金利は据え置いた。中銀は、08/09年度(08年4月から)の国内総生産(GDP)伸び率は8.0─8.5%と予測。07/08年度の成長率は8.7%とみられている。また、今年度のインフレ率予測は5.5%前後としたが、早急に5.0%付近に引き下げることを目指すとしている。
(ロイター日本語ニュース 吉池 威)
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