米シティグループ、2─3年以内に4000億ドルの資産売却
[フィラデルフィア 9日 ロイター] 米銀最大手シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)は9日、収益性の向上を目指し、総資産の約20%に相当する4000億ドルの資産を今後2─3年間で売却する方針を明らかにした。
「過去から引き継がれた資産」が約5000億ドル存在するとし、これを1000億ドル以下へ縮小する計画。
対象となる資産には不動産、レバレッジ関連資産、サブプライムローン(信用度の低い借り手への住宅ローン)関連の債務担保証券(CDO)、ストラクチャード・インベストメント・ビークル(SIV)などが含まれる。
ビクラム・パンディット最高経営責任者(CEO)は投資家・アナリスト向け会合で、これらの資産を秩序立った方法で削減していくと述べた。
ただ、大規模な資産売却計画を受けて、シティの事業分割の観測が高まる可能性がある。ファースト・イーグル・ファンズのポートフォリオマネジャー、ジャンマリー・エベイヤール氏は「規模は必ずしも強力な優位性とはならない」と指摘。「株主資本利益率が20─25%へ回復するとは思えない」と語った。
シティはまた、年間8─10%の収入増を目指し、中核事業の純収入は10%増を目標とする方針を明らかにした。クレジットカード部門で7%、個人向け部門で8%、トランザクション・サービス部門で14%、証券・銀行部門と富裕層向けの部門で9%の増加を見込む。
パンディットCEOはリストラによる効果が150億ドルに上るとの見通しを示した。
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