今週の米株市場は上値重い展開、原油高などが重しに
[ニューヨーク 11日 ロイター] 12日から始まる1週間の米国株式市場は、200日移動平均の突破が視野に入っているものの、原油高と米経済をめぐる不透明感が重しになる見通し。
米株市場は、クレジット危機や経済の減速にもかかわらず、第1・四半期の決算シーズンにあまり多くのネガティブ・サプライズがなかったことから4月に回復した水準を今月も今のところ維持している。
前週、主要株価3指数はすべて、ポジティブな地合いを示唆する水準とされる200日移動平均に迫った。
ベル・カーブ・トレーディングの主席市場ストラテジスト、ビル・ストラッズロ氏は「これは、全体的なトレンドを見極めるのに用いられる基準で、米株市場では重要視されている」と語った。
ただ、決算シーズンが終わりに近づくにつれ、市場は手掛かりを得るのに、企業業績よりも、小売売上高や消費者物価指数(CPI)などの経済指標や、為替、商品などに依存することになる見通し。
恐らく、投資家は経済データの結果を待つより、3月につけた安値以降に得た利益を確定する可能性の方が高いだろう。
前週の米株市場は、原油価格の上昇に幾分圧迫された。週足でダウ工業株30種平均は2.4%安、S&P総合500種指数は1.8%安、ナスダック総合指数は1.3%安となった。
資金運用会社インテグレ・アドバイザーズの創始者、マニー・ウェイントラブ氏は、原油高について「新しいニュースではないが、平均的な消費者にとって、悪いニュースがさらに増えたことになる」と指摘した。 続く...


