三菱東京UFJ銀のシステム障害、ゆうちょ銀などの取引でも発生
[東京 12日 ロイター] 三菱東京UFJ銀行は12日、コンピューターのシステム障害が発生し、一部でセブン銀行(8410.Q: 株価, ニュース, レポート)のATM(現金自動預払機)を介した取引ができなくなったのに加え、ゆうちょ銀行など提携金融機関6行とのATM取り引きもできなくなったと発表した。
金融庁の佐藤隆文長官は同日夕の定例会見で「顧客に影響が及ぶ障害の発生は遺憾」とコメント。同庁は銀行法24条に基づき報告を求める。
セブン銀行との取り引きでは、旧東京三菱銀行が発行したの一部キャッシュカードがセブン銀のATM(現金自動預払機)で12日午前7時から使えなくなった。システム障害は午前11時55分に復旧したが、現金の引き出しや残高照会など約2万件の取引ができなくなった。原因は本店のホストコンピュータからセブン銀のATMに情報を送る際、エラーを発生させる文字を入れてしまうプログラミングミスがあったためという。
また、ゆうちょ銀や岡三証券、日興コーディアル証券、泉州銀行8372.OSなど提携する6金融機関のATMで、6金融機関のカードを持つ利用者が三菱東京UFJ銀行のATMを利用する入金ができなくなった。件数は200件程度で、同日中に復旧する見通しだという。
三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)は前週末、旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行のシステムを統合し、新システムに移行する統合作業を実施。旧東京三菱銀行の約250店が同日朝から新システムの下で稼動を始めた。三菱UFJFGは今後、08年末のシステム完全統合を目指してさらに作業を進める。
佐藤長官は「膨大なシステムなので速やかに原因の特定をして、問題点の洗い出しの結果に対応した再発防止策と教訓を踏まえ、今後の取り組みに早急に進んでいって欲しい」と述べ、障害の再発防止を求める姿勢を示した。その上で「コンピューターシステムの障害については包括的な報告命令を出してある」とし、同行に対し銀行法24条に基づく報告を求める方針を明らかにした。
(ロイター日本語ニュース 布施太郎記者 村井令二記者)
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.


