三菱東京UFJ銀のシステム障害、原因追及が必要=渡辺担当相

2008年 05月 13日 13:54 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 渡辺喜美金融担当相は13日午後の閣議後の記者会見で、三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)の三菱東京UFJ銀行で発生したシステム障害について「点検と試験を重ねてきたはずなのに残念だ」と述べた。

 そのうえで、金融庁がシステム検査を実施した上での障害発生であることについて「プログラムの不備と言われているが、どういう原因でこうした不備が起きたのか、きちんと追及していく必要がある」との考えを示した。

 三菱東京UFJ銀は前週末、旧東京三菱銀行と旧UFJ銀行のシステムを統合し、新システムに移行する統合作業を実施。旧東京三菱銀行の約250店が同日朝から新システムの下で稼動を始めた。三菱UFJFGは今後、2008年末のシステム完全統合を目指してさらに作業を進める。渡辺担当相は「システム統合はまだこれから先も続く。今回の不具合が起きたことを踏まえて、二度と起きないようにしてほしい」と述べた。

 <地域金融機関の生き残りかけた経営戦略>

 荘内銀行8347.Tと北都銀行(秋田市)が経営統合協議を開始したことが明らかになった。渡辺担当相は「統合の具体的な話は聞いていない」としたうえで「地域金融機関がそれぞれの生き残りをかけた経営戦略を練った結果として統合していくのは、それぞれの経営判断だが、大変、結構なことだ」と述べた。

 メガバンクの2008年3月期決算発表が始まることに関連し、メガバンクのサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅融資)関連損失について「サブプライム関連商品だけでなく、景気の悪化で消費者クレジットとかオートローンに波及する可能性がある。また、LBOとか、その他の証券化商品にも及ぶ可能性がある」との見方を示した。そのうえで「それぞれの金融機関で適時適切な開示が大事だ」と指摘した。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者)

 
 
 
 
 
 
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