アステラス、09年3月期は円高や研究費増で15%営業減益予想

2008年 05月 13日 16:54 JST
 

 [東京 13日 ロイター] アステラス製薬(4503.T: 株価, ニュース, レポート)は13日、2009年3月期の連結営業利益が前年比15.9%減の2320億円になる見通しと発表した。円高の影響や、研究開発費増加が利益を押し下げる。

 ロイターエスティメーツによる主要アナリスト16人の予測平均値2618億円を下回っている。

 小野坂寛文・常務執行役員は会見で、増収増益を達成した前期に比べ「一転して、厳しい経営環境になる」と述べた。為替は、ドル/円100円、ユーロ/円150円を前提にしており、前期の114円、162円からそれぞれ円高にシフト。500億円の減収、180億円の営業減益要因となる。

 連結売上高は同1.1%減の9620億円を見込んでいる。

 米国で特許満了となった免疫抑制剤「プログラフ」の北米での売上高は、804億円と前期の972億円から減少を見込む。ただ、過活動膀胱治療薬「ベシケア」やキャンディン系注射用抗真菌剤「マイカミン」などが伸長し、現地通貨ベースでは、欧米ともに増収を計画している。

 海外売上高比率は、為替の影響で48.5%に低下する見通し。

 一方、利益面では、円高に加え、研究開発費や販売促進費が負担増となる。研究開発費は、1610億円と前期の1344億円から大幅に増加する。4月にライセンス契約したコメンティス社への契約一時金や、筑波新研究棟関連費用などが膨らむ。

 この結果、経常利益は同13.4%減の2460億円、当期利益は同10.4%減の1590億円と2ケタ減益となる見通し。  続く...

 
 
 
 
 
 

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