米スティールがグリコに業績改善策を再要請、会社売却の検討も

2008年 05月 13日 19:31 JST
 

 [東京 13日 ロイター] 米系投資ファンドのスティール・パートナーズは13日、江崎グリコ(2206.T: 株価, ニュース, レポート)に対し、業績改善の対策を講じるよう再び要請したと発表した。また、有効な改善策が見つからなければ、会社の売却を含めて検討するよう提言した。

 スティールは2月17日に江崎グリコに対し、株式の持ち合い解消のほか、自社株の取得と消却、社外取締役の任命などを盛り込んだ企業価値向上策を同社に提出した。同社の主力商品の「ポッキー」や「プリッツ」の北米での販売を拡大させるパートナーを見つけることや、経営コンサルタントの起用などを提言した。

 しかし、その後に発表された2008年3月期の江崎グリコの純利益は65.9%の下落なった。江崎グリコの経営陣が、スティールの提言を受け入れず、業績を悪化させていることに懸念を表明し、「再度、ファンドの提言を真剣に検討して欲しい」と要請した。

 そのうえで江崎グリコに対し、投資銀行を利用するなどして、適切に運営できる他社への業務売却を検討するよう提言。一方で、江崎グリコが他社を買収することは「既存の事業グループの経営にも苦労しており、他の事業を統合することが困難なのは明らか」として控えるよう求めた。

 さらに、スティールのウォーレン・リヒシュタイン代表は、江崎勝久社長に対し「株主と直接面談しない方針を再考する考えがあるなら、都合のいいときに会う用意がある」として、直接の会談を呼びかけた。スティールはグリコの株式を14.4%(共同分含む)保有する筆頭株主。

 
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