米景気刺激策の税還付、個人消費への効果は一時的=メリルリンチ

2008年 05月 14日 15:03 JST
 

 [シンガポール 14日 ロイター] 米メリルリンチMER.Nの北米担当エコノミスト、デビッド・ローゼンバーグ氏は14日、米経済はリセッション(景気後退)に陥っており、米政府が景気刺激策の一環として実施する戻し減税は個人消費の落ち込みを一時的に和らげるにすぎないとの見方を示した。

 当地で行われた顧客向けの会議で述べた。米国の納税者を対象とした所得税還付は、今年2月に成立した総額1520億ドルの景気刺激策の一環として実施される。

 ローゼンバーグ氏は、個人消費や消費者信頼感が落ち込み、失業率が上昇し、労働時間が大幅に減少していることから、米経済は既にリセッション入りしていると指摘。住宅市場は「典型的な先行指標」だと述べ、住宅価格は安定する前にさらに15―20%下落するとの見通しを示した。

 インフレに関しては、個人消費の落ち込みを受けて減速すると予想。米連邦準備理事会(FRB)はリセッションに対応するため追加利下げを余儀なくされるとの見方を示した。

 
 
 
 
 
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