市場予想通りに金利低下なら今後2年のCPIは目標上回る=英中銀報告
[ロンドン 14日 ロイター] イングランド銀行(英中央銀行)は14日、四半期インフレ報告を発表し、市場の予想通りに金利が0.5%ポイント低下すれば、インフレ率は来年にかけて大幅上昇し、今後2年間、目標の2%を上回って推移するとの見通しを示した。
同中銀は経済成長が急速に鈍化する見込みであっても、インフレ率は年末にかけて4%近くに上昇する可能性があるとの悲観的な見通しを示し、キング総裁は記者会見で「金融政策委員会はこれまでで最も困難な課題に直面している」と語った。
インフレ報告発表を受け、ポンドは悲観的な経済見通しを嫌気して下落した。
報告はインフレ率が今年第3・四半期に3.7%前後でピークを打った後、2年後までに2.25%前後に低下すると予想。同中銀による今後の積極的な金融緩和の可能性が低いことを示唆した。
アナリストの多くは6月利下げを予想していたが、今週発表された消費者物価指数が6年ぶりの大幅な伸びを示したことを受けてこの予想を再考している。
キング総裁はまた、政策担当者はインフレの中期見通しに焦点を合わせる必要があり、見通しに対するリスクは依然として上向きだと語った。
ただ同中銀のチャートは、金利が横ばいであれば、インフレ率が目標をわずかに下回ることを示している。
経済成長については、来年にかけて急速に減速し、国内総生産(GDP)が1%前後となるが、経済活動が縮小するリスクは極めて低いと予想、キング総裁は、リセッション(景気後退)は起こりそうもないが「1、2四半期」のマイナス成長は可能性として考えられると語った。
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