4月出荷でサッポロとサントリーのシェアが初めて逆転=業界筋

2008年 05月 16日 06:17 JST
 
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 [東京 15日 ロイター] 業界筋の推計によると、4月のビール系飲料(ビール・発泡酒・第3のビール)の出荷量(課税ベース)は、サントリー(東京都港区)がサッポロビール(サッポロホールディングス(2501.T: 株価, ニュース, レポート))を上回りシェアが逆転した。1992年に現行の統計を開始して以来、初めて。

 4月に値上げをしたサッポロビールに前月の駆け込み需要の反動減が出たのに対し、サントリーは、価格を据え置いている缶入りが需要を引っ張っているという。ある業界関係者は「何かきっかけがないとシェア逆転は難しい。値上げがきっかけになった」と驚きを隠さない。

 4月のビール系飲料の出荷量は、5社合計で前年比5.0%減と2カ月連続で前年を割り込んだ。サッポロビールは3月に発生した仮需の影響で前年を大きく下回ったのに対し、サントリーは、「プレミアムモルツ」や第3のビール「金麦」などが好調で前年比8%増となった。

 サッポロとサントリーのシェアは、07年末には12.5%と11.0%で1.5%ポイント差だったが、1―3月の累計では、サッポロが13.3%、サントリーが12.8%でシェアは0.5ポイント差に縮んでいた。1―4月の累計でも、サントリーがサッポロを上回ったもよう。

 サントリーは、缶入りの価格引き上げを9月に予定しており、当面、他社に比べて安価な商品が店頭に並ぶ。ビール系飲料の売上げをみると、第3のビールが伸びるなど消費者の価格防衛志向は高まっており、サントリーには追い風。

 各社の正式なシェアは、四半期ごとしか公表されておらず、正確な数字は1―6月分が発表される7月を待つことになる。「値上げの時間差で市場の動向がつかみにくくなっている。落ち着くのは、全社が出揃ってからだろう」(大手メーカー幹部)との声が出ている。

 
 
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