米ブラックストーンの第1四半期は赤字、市場回復の兆しを指摘

2008年 05月 16日 13:15 JST
 

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米プライベートエクイティ大手ブラックストーン(BX.N: 株価, 企業情報, レポート)が15日発表した第1・四半期決算は、保有資産の評価引き下げが響き、赤字となった。一方、市場および銀行の融資能力に回復の兆しが見えると指摘した。

 所得税や非現金費用などを除外した経済的純損益(ENI)は9360万ドル(1株当たり0.06ドル)の赤字で、ロイターがまとめたアナリスト予想の平均0.11ドルの黒字を下回った。前年同期は9億5780万ドル(同0.75ドル)の黒字。

 コーポレート・プライベートエクイティ収入は1億1670万ドルの赤字。トニー・ジェームズ最高執行責任者(COO)は、独通信大手ドイツテレコム(DTEGn.DE: 株価, 企業情報, レポート)への投資に関し、評価が低下したことが背景にあると説明した。

 ただ赤字決算にもかかわらず、この日の株価は5.3%高で引けた。

 ドイツ銀行のアナリスト、マシュー・フィッシャー氏は「注目の的は業績の数値ではなかった」とし、「投資家は短期的に保有する株式よりも、資産の持続的な伸びや投資対象に対する洞察、見通しに関心を寄せていた」と述べた。同氏は「市場の予想より悪い内容だったが、これには時価評価に基づく未実現損失が関連している。この損失は実質的に一時的なものであり、回復が見込まれる良好な資産から発生している」と話した。 

 スティーブン・シュワルツマン最高経営責任者(CEO)は電話会議で「銀行は約4000億ドル相当のレバレッジドローンを抱えていたが、現時点で1400億ドルまで削減した。残りのほとんどは、保留状態にある一部の大型案件に関連している」と述べた。

 ジェームズCOOは「われわれは現在、銀行からレバレッジを得ており、新たなコミットメントも取り付けている。積極的とは言えないが、銀行は活動を再開している」と述べた。

 
 
 
 
 
 

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