再送:ブリヂストンと東洋ゴムが資本提携、相互に株式保有
[東京 16日 ロイター] ブリヂストン(5108.T: 株価, ニュース, レポート)と東洋ゴム工業(5105.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、資本・業務提携して相互に株式を保有すると発表した。製造技術の共同開発や原材料の共同調達などを検討し、新興国メーカーの台頭や天然ゴムの高騰など経営環境の変化に対応する。ブリヂストンは東洋ゴムの株式8.72%を保有する第3位株主になる。
東洋ゴムが新株2000万株(増資後の発行済み株式総数の8.72%)をブリヂストンに、ブリヂストンが自社株390万株(発行済み株式の0.48%)を東洋ゴムに割り当てる。両社とも約80億円を調達し、それぞれ株式の取得費用に充当する。払い込み期日はともに10月16日。東洋ゴムの新株発行価額は1株401円で、過去1カ月の平均終値に10%上乗せした水準となる。
会見したブリヂストンの荒川詔四社長は、今年1月に同社側から声をかけたことを明らかにした上で「経営環境が加速度的に厳しさを増す中、タイヤ・ゴムメーカーとして名実ともに世界一を実現するために提携というのは選択肢の1つとして考えていた」と説明。「東洋ゴムが持つ独自の技術力に優位性がある」と語った。東洋ゴムの中倉健ニ社長は「自主独立を維持しながらグローバルに成長できる経営を実現するには、良いタイミングで提案をもらった。当社だけで負担するには大きすぎる課題を補完できる」と述べた。
とりわけブリヂストン側をこの時期に突き動かしたのは「原材料」(荒川社長)。天然ゴムの高騰などで、2008年12月期は原材料費が前年比1240億円上昇すると見込んでいる。国内4位の東洋ゴムにとっては今回の資本提携が買収防衛策にもなりうるが、同社の中倉社長は、ブリヂストンの技術やノウハウを活用することが目的であることを強調した。
両社は今後、製造技術の開発や原材料の調達、生産の相互委託、物流の協業を検討する。具体的な提携内容は、今後設置する分野別のプロジェクトチームで協議し、今秋をめどにまとめる。ブリヂストンが東洋ゴムの株式を追加取得したり、役員を派遣する予定は現時点ではなく「ゆるやかな提携」(東洋ゴムの中倉社長)にとどめて製品開発やマーケティング、販売では互いに競争していくという。
(ロイターニュース 久保 信博記者)
*両社長のコメントなどを追加して再構成し再送します。
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