再送:三井住友FG09年3月当期利益は+4.0%、個人部門で増収見込む
[東京 16日 ロイター] 三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)は16日、2009年3月期の連結当期利益が前年比4.0%増の4800億円になる見通しと発表した。貸出金収益などの伸び悩みを、法人や個人部門の手数料収入などで補う計画となった。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト10人の予測平均5563億円を大幅に下回った。
09年3月期の銀行単体の業務純益は前年比1.25%増の8300億円を見込む。日銀の金融政策に変更はないとの前提で、主力の法人向け貸出業務は減益を想定。残高は横ばい、利ざやは縮小すると見ている。住宅ローンも前年実績を下回ると想定した。
一方、欧米の金融機関が貸し渋りを行っている海外向け貸出の増加や、法人や個人部門での手数料収入増、市場営業部門の増収により、わずかながらの増益を確保する方針だ。
与信関係費用は、前年比300億円プラスの1800億円を想定し、収益の重しになりそうだ。会見した北山禎介社長は「法人向け貸出はある程度の低下を見込まざるを得ない」とした。与信関係費用について「マクロ的に企業倒産が増えている。巡航速度の範囲内だが、高くなるとみている」と説明した。
09年3月期の年間配当予想は、前期比2000円増配の1株1万4000円とした。配当性向は08年3月期の20.5%から約23%に高まる。
08年3月期に計上したサブプライムローン(信用度の低い借り手向け住宅ローン)関連の損失は、米国のモノライン(金融保証会社)との取引やその他証券化商品も含めて約1300億円になった。08年3月末時点の証券化商品残高は時価で2700億円。ほとんどが高格付けの米国政府支援機関保証債だという。リスクが大きいとされる企業買収関連のレバレッジド・ローンのうち、売却予定額が800億円あるが、売却損は1割未満とした。
北山社長は09年3月期に与える影響について「証券化商品はコントロール可能なエクスポージャーだ」と説明した。
(ロイター日本語ニュース 布施太郎記者)
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