三菱UFJFG09年3月期業純は+7.3%、リテール部門などの増収で

2008年 05月 20日 19:40 JST
 
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 [東京 20日 ロイター] 三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)は20日、2009年3月期の傘下銀行合算業務純益は前年比7.3%増の1兆0900億円になる見通しと発表した。前期に不振だったトレジャリー部門とリテール部門での収益増強を見込む。

 グループ連結の当期利益見通しは、前年比0.5%増の6400億円。ロイターエスティメーツによる主要アナリスト13人の予測平均7740億円を大きく下回った。

 会見した畔柳信雄社長は「リテールも、市場部門も大きな増加を見込んでいるわけではない」と説明。法人部門は、国内は引き続き苦戦を予想したが、海外は好調だとした。ただ、海外部門は収益に大きく寄与する環境ではないという。

 08年3月期の当期利益は前年比27.7%減の6366億円となった。法人部門の伸び悩みでトップラインが減収したのに加え、システム統合費用もかさみ、経費率は前年同期の55.7%から60.2%に高止まりした。当期利益ベースでは、前年にあった貸倒引当金の繰り戻し益がはく落したのに加え、保有株式の減損処理1870億円などが響いた。ただ、関連子会社の清算に伴い税務上の利益が発生し、当期利益が1000億円程度押し上げられる特殊要因もあり、最終利益を下支えした。

 08年3月期に計上したサブプライムローン関連など証券化商品にかかわる損失計上額は1210億円。サブプライム関連も含む証券化商品の保有高は簿価で3兆3200億円。評価損は3130億円となった。リスクが高いとされる2次証券化商品は全体の1%を切る水準だという。

 畔柳社長は09年3月期の証券化商品関連損失として、200億円を織り込んでいることを明らかにした。証券化商品の価格が世界的に暴落した07年度下期のペースで価格が下落しても、最大で500億円のロスにとどまるという。

 (ロイター日本語ニュース 布施 太郎)

 
 
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