4月全国コアCPI、前年比+1.0%に鈍化の予測

2008年 05月 23日 13:15 JST
 

 [東京 23日 ロイター] ロイターがまとめた民間調査機関の予測によると、総務省が30日午前8時30分に発表する4月全国消費者物価指数(生鮮食品除く、コアCPI)の予測中央値は前年比1.0%上昇となった。3月(同プラス1.2%)から伸び率が縮小する見通し。

 一方、5月東京都区部コアCPIの予測中央値は前年比プラス0.9%。4月の同プラス0.7%から伸びが拡大する見通しとなった。暫定税率失効に伴うガソリンの値下げが全国コアCPIの押し下げ要因だが、電気・ガス料金や食料品などの値上げがガソリン値下げ分を相殺し、CPIの上昇基調は変わらないとの見方が示されている。

 4月の全国コアCPIについては、道路特定財源に対する暫定税率失効に伴うガソリン価格の下落を背景に、3月よりも上昇率が縮小するとの見方が大勢だ。

 ただ、「電気・ガス料金や食料品の値上げなどが相殺し、前月比ほぼ横ばいを見込む」(みずほ総研)として、鈍化の度合いは限られるとの見方も少なくない。

 ガソリン小売価格(レギュラー)は4月に前年比0.8%上昇となり、伸び率は3月の同18.6%から大幅に鈍化した。一方で、生鮮食品を除く食料の消費者物価伸び率は、3月に前年比プラス1.8%と2月のプラス1.2%から加速した。

 3月の全国コアCPIは前年比プラス1.2%だった。これは1998年3月(プラス1.8%)以来の高い伸びだが、同月は消費税率引き上げでかさ上げされた面があり、それを除くと93年8月(プラス1.2%)以来となる。マイナスが続きデフレの象徴とみられていた食料(酒類を除く)およびエネルギーを除く総合指数は、3月に前年比0.1%の上昇となり、98年8月(同0.7%上昇)以来のプラスとなった。

 同時に発表される5月の東京都区部コアCPIの予測中央値は前年比プラス0.9%で4月の同プラス0.7%から伸び率が拡大する見通しとなった。実際に前年比プラス0.9%となれば、98年3月(プラス1.7%)以来の高い伸びとなるが、同月は消費税率引き上げでかさ上げされた面があり、それを除くと94年3月(プラス0.9%)以来となる。「暫定税率は復活し、原油高によってガソリン価格は一段と上昇しているため、5月の東京都区部は再び上昇率を高める見込み」(新光総研)という。

 物価上昇については「消費財・サービスに関する需給改善によって生じているわけではなく、むしろ所得伸び悩みに直面する家計部門にとっては生活必需品の価格上昇により消費マインドが冷やされている面が大きい」(農林中金総研)と懸念する声が出ている。   続く...

 
 
 
 
 
 
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