日経平均が反発、円安好感し輸出株中心に幅広く買われる
[東京 4日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反発。前日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長によるドル安への警告発言を受けて円安基調となったことを好感し、輸出株のほか銀行を含む主力株を中心に幅広く買われた。
前場の東証1部売買代金は1兆2054億円。市場筋によると、海外投資家や国内年金による買いに加えて個人投資家の動きも観測され、市場参加者が増えてきているという。
業種別では自動車や機械、銀行、保険などが堅調だった。鉄鋼や不動産、情報・通信はさえない。前場の東証1部騰落は、値上がり1294銘柄に対して値下がり313銘柄、変わらずが110銘柄だった。
<株価上昇で個人投資家にも動き>
「前日のバーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長発言で(ドル/円JPY=が)円安/ドル高に振れたのが大きかった」(外資系証券)──。市場からはこのような声が上がった。
市場関係者によると、年金の買い流入観測で主力株中心ににぎわっている一方、「電池関連株など値動きの良い銘柄に資金が集まっており、個人投資家の動きも良くなってきた」(中堅証券情報担当者)とみられている。SMBCフレンド証券・投資情報室次長の松野利彦氏は「個人投資家の動きが良くなってきたのは、株価が上昇して信用取引の評価損率が改善したためと考えられる」と指摘している。
個別銘柄では、円安を背景にソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの輸出株が買われたほか、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの大手銀行株が総じて堅調。
米ウォールストリート・ジャーナル紙が関係者の話として、リーマン・ブラザーズLEH.Nが投資家グループへの株式売却を検討中と報じたが、市場の反応は限定的だった。 続く...


