第一三共がインド製薬最大手を連結子会社化、後発薬に本格参入
[東京 11日 ロイター] 第一三共(4568.T: 株価, ニュース, レポート)は11日、インドの製薬最大手ランバクシー・ラボラトリーズ(RANB.BO: 株価, 企業情報, レポート)株の50.1%以上を取得し、連結子会社化すると発表した。高成長が見込まれる新興国での事業強化や後発医薬品(ジェネリック医薬品)事業へ参入することで、先進国での成長鈍化をカバーする。
株式は、創業家一族から約1億2993万株、第三者割当増資の引き受けで約4625万株、株式公開買い付け(TOB)で9251万株などを取得する。
株式の取得価格は1株737インドルピーで、6月10日の終値に対し31.4%のプレミアムが付いている。買収総額は、TOBの応募状況で変化するが、1474―1980億ルピー(3685―4950億円:1ルピー=2.5円)になる見通し。買収資金は、手持資金と借り入れにより賄う。買収は2008年度中の完了を見込んでいる。
業績に与える影響については、のれん償却前のEPS(1株当たり利益)は2009年度からプラスに寄与、のれん償却後では2010年度からプラス寄与すると試算している。また、営業利益については、のれん償却前後ともに09年度からプラスに寄与する見込み。
ランバクシーは、高コレステロール血症、感染症などの領域における後発医薬品を主要製品として持つ。原薬製造は6拠点、製剤はインド国内で6拠点、海外に13拠点ある。従業員数は約1万2000人で、うち研究開発は1400人。2007年12月期の売上高は742億ルピー(約1855億円:1ルピー=2.5円)。
12日午後3時から都内で庄田隆社長が会見を行い、買収の意図などについて説明を行う予定。
(ロイター日本語ニュース 清水 律子記者)
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