食料・燃料価格の高騰は懸念要因だが、簡単な対処法はない=欧州委員長

2008年 06月 20日 10:57 JST
 
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 [ブリュッセル 20日 ロイター] 欧州委員会のバローゾ委員長は、食料と燃料価格の高騰は欧州連合(EU)市民にとっての主要懸念要因だが、EUの指導者は簡単な対処法はないということについて正直でなければならない、と述べた。

 19日開幕した欧州首脳会議後の会見で述べた。

 同委員長は「食料と原油価格の高騰は、おそらく今、欧州市民の間で最も重要な懸念要因だろう。人々は価格高騰に対して答えを求めている」と述べた。

 食品とエネルギーコストの上昇を受け、ユーロ圏の5月の消費者物価指数(CPI)は前年比で過去最高の3.7%に上昇。欧州中央銀行(ECB)が目標としている2%を大幅に上回った。

 生活費や仕事上のコスト上昇に対する抗議行動は農家やトラックおよびタクシーの運転手、漁業関係者などEU域内のあらゆる層に広がっており、政治家への圧力となっている。

 バローゾ委員長は、短期的に各国政府が消費税引き下げや石油会社への特別税の課税などによって貧困層への影響緩和をはかっても、欧州や世界のエネルギー利用方法を大幅に変えることは避けられないと主張。「暫定的で短期的な対策はあるが、欧州そして世界のエネルギー利用の枠組みを変えることが必要だ。基本的に重要なのは石油や化石燃料への依存を少なくすることで、簡単な対処法や魔法のような解決法はない」と述べた。

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