ロイターサミット:ドル資産には慎重姿勢を継続=富国生命

2008年 07月 2日 19:58 JST
 

 [東京 2日 ロイター] 富国生命保険の櫻井祐記取締役・財務企画部長は2日、ロイター・インベストメントサミットで、外貨資産についてドル資産を増やすことには引き続き慎重な姿勢を維持する方針を明らかにした。

 足元で日経平均が10日続落となっている国内株式については、2─3年の保有タームでみれば、今が買い増すタイミングのひとつとなり得るとの見方を示した。

 富国生命の保有する外国証券については、ここ2年間でドル資産からユーロ資産へのシフトを進めてきた。2つの資産を比べると、直近の比率はドル資産約35%に対し、ユーロ資産が約65%で、ユーロ資産のウエートの方が大きい。内外金利差が縮小する傾向が強まっているとの認識から、サムライ債などでスプレッドを取りにいっても、それほど大きなリターンが期待できないとしている。

 米ドルについては、世界の中での米国および米ドル資産の位置づけが変わってきたとみている。櫻井氏は「これまで絶対的な優位性を保ってきた米ドル資産だが、そうではなくなってきているのではないか。ドル/円為替は今後、1ドル80円、場合によっては50円になる可能性も否定できない。これは円が強くなるということではなく、ドルが弱くなることを意味する」と述べた。

 一方、国内債券については、残高を600億円程度減らす方針だという。基本的にはクーポンの低いものから高いものへの入れ替える程度。積極的な投資動意には乏しい姿勢となっている。

 オーストラリア・ドルや南アフリカ・ランドなどのいわゆる高金利/コモディティ通貨については、「組み込むことも考える一方、流動性を重視する運用方針からはやや難しい資産」(櫻井氏)と慎重な姿勢だ。 

 <国内株式はひとつの買い場> 

 国内株式については、2008年度に150億円程度買い増す運用方針となっている。足元で日経平均が10日続落となるなど弱含んでいる現状について、櫻井氏は「2─3年の保有タームでみれば、今が買い増すタイミングのひとつとなり得る」との見方を示した。  続く...

 
 
 
 
 
 
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