ECB理事会後のトリシェ総裁の発言要旨

2008年 07月 4日 07:06 JST
 

 [フランクフルト 3日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)は3日の理事会で、主要政策金利である定例買いオペの最低応札金利を0.25%ポイント引き上げ、4.25%とした。理事会後の記者会見でのトリシェ総裁発言要旨は以下のとおり。

 質疑──市場が誤って追加利上げを織り込んだ場合、どう対応するか。二次的影響がすでに現れている場合は?

 最初の質問については、理事会を代表する私の発言は、現況を基に、また、きょうの決定を受けた金融政策が物価安定目標の達成に貢献するとのわれわれの評価を基に行ったものだ。先行きについてはバイアスを持っていない。

 二番目の質問については、われわれのメッセージは商品や原油、新しくは食料の価格が上昇し始めたときから一貫している。

 われわれが各方面に対して厳粛に発言しているのは、この長期にわたるインフレが持続可能でないと信じることほど悪い判断はないということだ。中期的に2%未満、あるいは2%前後のインフレ率を達成することがわれわれの目的だ。 

 質疑──より大幅な利上げを求めたメンバーはいたのか。将来のバイアスがないと発言する場合、インフレ見通しが悪化した際には追加利上げも排除しないという意味か。

 「われわれは全会一致だった。政策決定においては入手したあらゆる情報を考慮した。きょうの決定は、物価安定の目的達成に貢献するだろう。私に将来へのバイアスはないし、先を見越した政策決定を行うことも決してない。これがわれわれの金融政策の不変特徴だ。われわれは中期的な物価安定を実現するために必要なことを行うだけだ」

 <インフレリスク>  続く...

 
 
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