インタビュー:海外たばこ事業、インドやインドネシアで次の展開も=JT社長
[東京 7日 ロイター] 日本たばこ産業(JT)(2914.T: 株価, ニュース, レポート)の木村宏社長は7日、ロイターとのインタビューで、海外たばこ事業において、アジアでのプレゼンスを高めることが必要との認識を示した。
なかでも、インドやインドネシアでの事業において、現地企業とのアライアンスなども念頭に置きながら、次の展開に進む可能性を示した。
海外たばこ事業については、今後の収益のけん引役と位置付けている。「JTグループとしては、アジアは過小プレゼンス」とし、アジアでの拡大の必要性を指摘した。なかでも「インドやインドネシアは人口が多いが、JTは十分に入り切れていない。ある段階で少し先に行く絵を描けるかも知れない」と述べた。その際には、現地企業とアライアンスを組むことも「常に念頭にある」と述べた。
中国はたばこ事業において、現時点では閉鎖的な政策を取っている。将来を見た場合には「中国は世界進出を目指すと思う。自国市場を閉じたままでの世界進出はあり得ないため、その時は(JTの中国進出の)チャンスが来るし、中国による海外進出でも協力するなど、何らかのアライアンスができないか検討していく」と述べた。世界のたばこ消費6兆本のうち2兆本は中国。「無視するには大き過ぎる。JTだけでなく、世界中のたばこ企業が中国を同じ眼で見ている」と指摘した。
国営たばこ企業の民営化案件としては、台湾や旧東欧、エジプトなどでウオッチを続けているという。
昨年4月に買収を完了した英ギャラハーについては「1年で期待したトップラインシナジーが現れてきた」と述べた。2010年までに4億ドルのシナジーを見込んでおり、うち3億ドルはコストダウン、1億ドルはトップラインとしてきたが「この達成には自信を深めている」と語った。
<1箱1000円で80―90%が禁煙も>
大幅増税によりたばこが1箱1000円に引き上げられた場合「大幅な需要減を来たすことは必至。1000円になれば、禁煙する人が80―90%出てもおかしくない。残った人も、間違いなく節煙(1日の喫煙量を減らす)で生活防衛するだろう」と述べ「産業が産業として耐え得るレベルをはるかに超える」と強く反対の意向を示した。 続く...




