SWF、世界企業の株式5%を保有する可能性=ステート・ストリート
[ロンドン 22日 ロイター] ステート・ストリートは22日に発表した報告で、政府系ファンド(ソブリン・ウェルス・ファンド、SWF)について、いずれは合計で世界主要企業の株式を5%以上保有することになるとの見通しを明らかにした。
また、SWFは株式投資への分散化を考えており、これを受けて債券の実質利回りが上昇するとの見方を示した。
今後、SWFのポートフォリオは3分の2が株式、3分の1が債券および残りのオルタナティブ資産となる見通しで、年金制度の典型的な資産配分に類似したものとなるという。
ステート・ストリートのオフィシャル・インスティテューション・グループ責任者のジョン・ナジー氏は「SWFの資産配分はより多様化している。トレンドは明らかだ」と指摘。「現在はSWFの資産の約半分を株式が占めているが、今後は60%まで増えるだろう。オルタナティブ資産への関心はかなり強まるとみられ、債券投資は減少する」と述べた。
SWFの資産は今後5年間で5兆ドル増える見通しで、このうち60%をMSCIワールドエクイティ・インデックスに分配するならば、同指数を構成する各企業の株式約5.5%を保有することになるという。
また、5兆ドルのうちの60%をFTSEグローバル・オール・キャップ・インデックスに分配すれば、同指数を構成する企業8009社のそれぞれの株式を約5.2%保有することになるという。
ナジー氏は「SWFは完全に支配的な投資家にはならないが、重要な投資家になる」とした上で「これが株価を支援するだろう。債券価格には圧力がかかり、株式のリスクプレミアムは低下する」と述べた。
ステート・ストリートはこの報告で、SWFは資産分散化に向けて米国債の売却を進める可能性があり、米国債の実質利回りが上昇するとの見方を示した。 続く...
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