日経平均は大幅反落、薄商いのなか業績不振銘柄が売られる

2008年 08月 1日 15:52 JST
 

[東京 1日 ロイター] 東京株式市場で日経平均は大幅反落。前日の米国株安や円高を嫌気して幅広い銘柄に売りが先行した。NEC(6701.T: 株価, ニュース, レポート)、三井住友FG(8316.T: 株価, ニュース, レポート)など業績不振銘柄には海外勢とみられる大口売りが出て、投資家のマインドを冷ました。

 7月米雇用統計など重要な米経済指標の発表を今晩に控えて、積極的な買いが入らず、売り一巡後も反発力は鈍かった。東証1部売買代金は2兆3026億円と薄商い。

 東証1部の騰落は、値上がり208銘柄に対し値下がり1449銘柄、変わらずが63銘柄となった。

 米国株を受けた東京市場では、日経平均が一時300円を超す下げ幅となった。今晩の7月の米雇用統計やISM製造業景況指数などの重要経済指標を控えて買い注文が薄いなか、海外勢のまとまった売りが現物、先物に出た。国内企業決算が総じてさえないとの認識も広がり、投資家は慎重姿勢だ。

 前日は任天堂(7974.OS: 株価, ニュース, レポート)がストップ安まで売られたが、この日の悪役になったのはNECだった。6000万株を超す売買高を伴い、一時ストップ安まで売り込まれている。同様に三井住友FG(8316.T: 株価, ニュース, レポート)なども業績不振を理由に売り込まれている。複数の市場関係者は海外ヘッジファンドとみられる売り仕掛けがあったと指摘している。

 後場の取引時間中に内閣改造のニュースが伝わったが、相場に対するインパクトは限定的だった。「麻生氏の幹事長就任でもインパクトはない。内閣改造への注目度が低く、売りを止める材料にはなっていない」(投信)との声が出ていた。

 個別では、日立(6501.T: 株価, ニュース, レポート)、日清食品(2897.T: 株価, ニュース, レポート)など好業績株が散発的に買われた。半面、三井住友FG(8316.T: 株価, ニュース, レポート)、みずほFG(8411.T: 株価, ニュース, レポート)などの銀行株がさえないほか、トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの自動車株もさえない。ジョイント(8874.T: 株価, ニュース, レポート)、パシフィックHD8902.Tなど新興不動産株の下げもきつい。

 (ロイターニュース 河口 浩一)

 
 
 
 
 
 
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