ユーロ圏は低成長、全面的リセッションの可能性は非常に低い=オーストリア中銀総裁
[ウィーン 21日 ロイター] 欧州中央銀行(ECB)理事会メンバーであるリープシャー・オーストリア中銀総裁は21日、2008年のユーロ圏の成長率がECB予測の下限付近になるとの見通しを示す一方、全面的なリセッション(景気後退)に陥る可能性は非常に低いとの見解を示した。
総裁はロイターとのインタービューで、欧州経済の減速は否定できないとしたうえで、減速は深刻な問題というよりも景気循環によるものだと指摘。「ユーロ圏がリセッション入りした、あるいはリセッション入りしつつあるとは言えない」と述べた。
今年のユーロ圏の成長率については、ECBの6月予測の下限付近になると予想。ただ「過度に悲観的な内容にはならないと思う」とし「08年の成長率が1.5―1.6%となれば、数年前であれば非常に満足するところだ」と話した。
6月のECBスタッフ予測では、今年の成長率は1.5―2.1%となっている。
インフレについては、ECBは抑制に向け真剣に取り組まなければならないと警告。7月のインフレ率の下方修正に安心感をもっていないとし、最近の原油価格の下落はインフレがピークに達したことを意味している可能性もあるが、問題は解消されないと語った。
ただ年内と来年のインフレ率の見通しについては、6月スタッフ予測の3.2―3.6%、1.8―3.0レンジ内にそれぞれ収まるとの前向きな見方を示した。
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