ロイター調査:8月米雇用統計悪化でFRB利下げの可能性も
[ニューヨーク 5日 ロイター] ロイター調査によると、この日発表された8月米雇用統計が悪化したことで、米連邦準備理事会(FRB)が早期に利上げする可能性は低いとの見方が広がり、年内利下げの可能性も織り込まれ始めた。
調査は雇用統計発表後に実施。8月の非農業部門雇用者数は8万4000人減少し、年初からの減少数は60万人を超えた。8月の失業率は前月の5.7%から6.1%へ急速に悪化、最も悲観的な事前予想より悪い数字となった。
FRBの次の動きについて、プライマリーディーラー(米政府証券公認ディーラー)17社中、UBS、みずほ、リーマン・ブラザーズの3社が利下げを予想。UBSとみずほは年内の利下げを見込む。金利先物も年内利下げの可能性を織り込み始めた。
9月16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)は17社すべてが金利据え置きを想定。10月28─29日のFOMCは16社が金利据え置き、1社が利下げとした。
RBSグリニッジの首席国際ストラテジスト、アラン・ラスキン氏は「(雇用統計で)FRBが金利を据え置くとの期待が強まった。FRBが今後利下げを迫られると考え始める向きも出てきたかもしれない」と語った。
© Thomson Reuters 2009 All rights reserved.


