アングル:8月百貨店売上高、6カ月連続で前年割れの見通し
[東京 8日 ロイター] ロイターが実施した聞き取り調査によると、18日に発表される8月の全国百貨店売上高は、7月の前年比2.5%減に続き6カ月連続で前年割れの見通しとなった。9月上旬は、台風が上陸した昨年の反動などもあり、順調な滑り出しとの声が多かった。
8月は調査対象のうち8社が前年割れ、変化率は前月よりも悪化した向きが多数を占めた。
昨年と比べて、8月は土曜と日曜が各1日多かったものの「厳しい消費環境や残暑による秋物衣料の伸び悩みなどにより、前年比ではマイナスの売り上げとなった」(高島屋)という。
今夏の特徴ともいえる都市部でのゲリラ豪雨も影響した。「消費の落ち込みが引き続き影響しているほか、豪雨が来客数に響いた」(京王)、「8月最終週の不安定な天候の影響もあり、売り上げは前年に今一歩だった」(松屋)との声が出ていた。
小田急新宿店は、一部で改装中の売り場があることなどから、前年を下回ったという。
9月上旬については「前年は台風の上陸があったが、今年はその反動もあって好調」(京王)との指摘があった。昨年9月初旬の3連休は台風9号が上陸し、集客や売り上げの大きな押し下げ要因となっていた。
この他には「そごう、西武ともに、靴やハンドバックといった雑貨が好調」(ミレニアムリテイリング)、「衣料品は秋のトレンド色を取り入れた肉厚でない素材のものが売れている」(三越)との声があった。伊勢丹は新宿本店地下2階のリニューアルやメンズ館5周年に伴い、紳士・婦人物を中心に好調な滑り出しとなっている。
(ロイター日本語ニュース 寺脇 麻理記者)
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