米FOMCでは金利据え置きへ、利下げシグナル送る可能性も
[ワシントン 16日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)は16日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では、政策金利の据え置きを決定するとみられている。ただ市場関係者は、金融セクターの混乱から経済を守るのに必要な場合には、早急に利下げする用意があることを示すシグナルを送る可能性があると予想する。
FRBは今年4月以来、政策金利を2%の水準で据え置いている。
ワコビア・エコノミクス・グループ(ノースカロライナ州)のチーフエコノミスト、ジョン・シルビア氏は「FRBは、利下げではなく、連銀貸し出しやクレジットファリシティ拡大によって、現在のクレジット問題や経済全般の難局に対処する意向のようだ」と述べた。
FRBは米東部時間16日午後2時15分(1815GMT、日本時間17日午前3時15分)、金利に関する決定について発表する。
8月上旬に開催された前回のFOMCでは、政策当局者は、経済や金融上の動向が持続可能な経済成長や物価安定の脅威と判断されれば、FRBは必要に応じて行動する、との姿勢を明らかにしていた。
1年ほど前から本格化した世界的なクレジット問題への対応に際しては、FRBは、市場の流動性を維持するための特別貸し出し制度と、経済活動を活発化するための利下げとを明確に使い分けていた。
ただ今週に入って、米リーマン・ブラザーズ・ホールディングスLEH.Nの経営破たんやメリルリンチMER.Nの身売り決定で、混乱が一層広がっていることから、FRBに利下げを求める声も上がっている。FF金利先物は15日、利下げの確率を一時92%織り込んだ。
それでも、市場関係者の多くは、16日のFOMCでは金利据え置きが決定される、と予想している。FRBは、8月のFOMCでは、高水準のインフレ率やインフレ期待について、懸念を表明していた。 続く...





