米FRB議長が米経済に大きな脅威あると指摘、追加利下げに含み

2008年 10月 16日 07:52 JST
 

 [ワシントン 15日 ロイター] バーナンキ米連邦準備理事会(FRB)議長は15日、クレジット市場の混乱はすでに減速している米経済にとって大きな脅威だとし、追加利下げに含みを残した。

 クレジットの通常の流れが回復するまでにしばらく時間がかかるだろうとし、金融問題の解決に向け引き続き積極的に対応していくと言明。さらにインフレリスクは後退していると発言した。

 ニューヨーク・エコノミック・クラブでの講演で述べた。

 議長は「家計や企業、州など地方政府へのクレジットの流れを制限することにより、金融市場の混乱や金融機関の資金調達圧力は経済成長に大きな脅威となる」と指摘。「市場の機能や流動性の改善、主要なクレジット・短期金融市場での圧力軽減、および米財務省や各国政府による金融システム強化策の補完に向け、引き続き手持ちの手段をすべて利用していく」と述べた。

 FRBは前週、他の中銀との協調利下げに踏み切り、フェデラルファンド(FF)金利を1.5%に引き下げたばかり。今週に入り米政府は金融機関の資本再構成に関する大規模な計画を明らかにした。

 バーナンキ議長は、政府がクレジット回復に向けて対策を打ち出しても、経済の回復には時間がかかると指摘。「金融市場の安定化は重要な一歩だが、たとえ金融市場がわれわれの望み通り安定しても、全般的な経済回復はすぐには起きないだろう」と述べた。

 バーナンキ議長発言を受け、株式相場は下げ幅を拡大し、ダウ平均とS&P500はともに1日として1987年10月以来の大幅な下落率を記録した。

 ミラー&タバク&カンパニー(ニューヨーク)の首席債券市場ストラテジスト、トニー・クレシェンジ氏は「議長発言は全体として、次回10月28─29日の米連邦公開市場委員会(FOMC)で利下げが行われるとの見方を強める内容。議長が成長への下振れリスクとインフレ圧力の緩和を強調したことで、利下げ確率が高まった」と話した。  続く...

 
 
 
 
 
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