株・為替市場、いずれ落ち着き見せる=与謝野担当相

2008年 10月 24日 12:14 JST
 

 [東京 24日 ロイター] 与謝野馨経済財政担当相は24日、閣議後の会見で、株安・円高に歯止めがかからないことについて、今はどこが安定した価格帯か探っている状況で、いずれ落ち着きを見せる時期がくると述べた。

 一時1ドル=95円台まで進行した円高については、ボラティリティーの高い中で相場が形成されるのではなく、日本経済の実力を平均的に反映することが望ましいと語った。

 株価下落が日本経済に与える影響については金融機関の自己資本が毀損し貸し出しの低下につながることを警戒。中小企業への融資が厳しくなることは「我々としては是非避けたいケースだ」と述べた。

 また円高が日本経済に与える影響についてはプラスマイナス両方の効果があるとしたうえで、「ボラティリティーの高いなかで形成された為替レートではなくて、日本経済の実力を平均的に反映する為替レートが望ましい」と述べた。そのうえで現在の株価や為替市場は「どこが安定した価格帯か探っている状況」とし、「いずれ両方ともある一定の幅で落ち着きを見せる時期がくる」と語った。

 「現在の為替水準はファンダメンタルズを反映していないとみるのか」との質問には「弱い通貨がよいか、強い通貨がよいかといえば、10年前のアジア通貨危機をみても弱いレートをもつことは最終的には色々な難しい問題を惹起する」としながらも、「一国の経済を反映した適正レートを持つことが望ましい」と述べるにとどめた。

 <経済対策は時宜を逸することなく政策総動員>

 実体経済の悪さを反映して厳しい企業決算が相次いでいる。こうした事態に対して与謝野担当相は「耐える時期が日本経済に起きている。企業も国もいかに耐えていくか。耐え切るだけの冷静さと客観的な判断力と胆力が求められている」と述べ、経済対策についてはあらためて「タイミングを逸することなくあらゆる政策手段を繰り出していくことが求められている」と語った。

 <消費税4%上げ試算、意図的でない「生」の数字、率直に受け止めて>  続く...

 
 
 
 
 
 
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