米アメックス、信用危機深刻化で打撃との懸念は行き過ぎも=バロンズ
[ニューヨーク 16日 ロイター] 17日付の米投資情報週刊紙バロンズは、信用危機の深刻化が米クレジットカード大手アメリカン・エキスプレス(AXP.N: 株価, 企業情報, レポート)に打撃を及ぼす可能性があるとの市場の懸念は行き過ぎている公算が大きい、と指摘した。
アメックスがクレジット市場からの資金調達に依存していること、個人消費の落ち込みやクレジットカード融資に絡む損失増加への懸念から、同社株は年初から61%超下落している。
バロンズはこれらの懸念は道理にかなうものだが、アメックスの750億ドルにのぼるクレジットカード融資のポートフォリオに多額の損失が発生したとしても、同社の2009年の業績は黒字を確保する公算が大きいとの見方を示した。
バロンズによると、アメックスの09年の1株当たり利益は2ドル。これに対し、市場関係者は平均で同2.50ドルを予想している。
また、アメックスの国内カード融資ポートフォリオの貸倒償却率が09年に9.2%に上昇する可能性があるというバークレイズ・キャピタルのアナリスト、ブルース・ハーティング氏による「暗いシナリオ」に基づいても、1株当たり1.60ドルの利益が予想される、とした。
第3・四半期の貸倒償却率は5.9%、07年は3%だった。
アメックスは、米国政府の7000億ドルの金融機関救済資金から、35億ドルの援助が受けられるよう要請している。
バロンズは、アメックスは09年に銀行と合併することも可能、とし、これにより資金のより多くを預金から調達するという目標の実現が可能になる、としている。 続く...


