ニュース速報

ドバイ株式市場、5.9%下落 3:08pm
 

大証がジャスダック買収へ、総額70億円で来年以降に完全子会社化

2008年 11月 18日 22:37 JST
 

 [大阪/東京 18日 ロイター] 大阪証券取引所(8697.OJ: 株価, 企業情報, レポート)は18日、ジャスダック証券取引所の買収に向けてTOB(株式公開買い付け)を決議し、1株あたり7000円で実施すると発表した。

 TOB期間は11月19日から12月17日までの20営業日。今回のTOBで3分の2以上の取得を目指し、来年以降にジャスダック株を100%まで取得する意向。ジャスダック完全子会社化にかかる買収総額は70億円になる見込み。

 ジャスダック株は、日本証券業協会が72.6%を保有しており、残る27.4%は全国131社の中小証券会社が幅広く保有している。筆頭株主の日証協は今回のTOBに応じ、少なくとも50.1%を拠出する。ただ、大証が今回のTOBで3分の2以上の取得を目指していることを考慮して、TOBの応募状況によって、7%を上限に追加で拠出する。131社の応募状況によっては3分の2に達しない可能性もある。

 一方で、大証はジャスダック株の100%取得を目指している。日証協は今回のTOBで最大57.1%の拠出にとどまるが、来年10月31日を期限として、今回のTOBに応募しなかった保有株のすべてを大証に譲渡することで合意した。来年9月末までにジャスダックのシステムを大証が利用しているシステムに置き換える計画だが、日証協から残りの株を譲り受けるのはこの時期がめどになる見通し。大証は、日証協以外の株主とTOB後も株式取得の交渉を続ける意向。100%取得のために、二段階買収をする可能性もある。

 ジャスダックは同日の取締役会で、大証のTOBに賛同することを決議した。TOBの決済日は12月25日を予定している。日証協は当初、ジャスダックの6月の株主総会で大証との経営統合に反対していた経営陣が一掃されたのを受けて、7月にもTOBを開始して8月中に株の譲渡を完了させる予定を想定していたが、ジャスダックの赤字決算を背景に大証との価格交渉が難航したことから、TOBの開始が11月にずれ込むことになった。

 <ジャスダックとヘラクレスを早期に統合へ、目指す市場は米ナスダック>

 大証の米田道生社長は18日の記者会見で「今回のTOBを第1歩として、ジャスダックと力を合わせて効率的で魅力ある新興市場を1日も早く構築していく」として、ジャスダックと大証のヘラクレスを早期に統合してひとつの市場にしていく意向を示した。目指す市場は「米国のナスダック市場」とした上で、統合後の新市場については「ジャスダックはナショナルブランドを持っている。それは尊重したほうがいい」として、ジャスダックの名称を残す方向で検討していることを明らかにした。

 ジャスダックの筒井高志社長もこの会見に同席し「大証と一緒になってシナジー効果を生み出す、リーディングマーケットとしての資格がより備わる」と語った。

 (ロイター日本語ニュース 村井 令二記者 取材協力:堀江 祐実)

 
 
 
 
 
 

ロイターオンライン調査

写真

デフレ環境下で急速な円高が進み、「ドバイショック」も加わった。「日本株は売り材料ばかりで、八方ふさがりだ」との声も。  ブログ