午前の日経平均は反落、米経済指標を控え様子見

2008年 12月 1日 11:43 JST
 

 [東京 1日 ロイター] 午前の東京株式市場で日経平均は反落。米国の経済指標などの発表を控えて様子見姿勢が強まるなか、利益確定売りに押された。

 グローベックス(シカゴの24時間金融先物取引システム)で米株先物が徐々に軟調に推移していることなどから、今晩の11月の米ISM製造業景気指数の結果を受けて、市場がファンダメンタルズの悪化を織り込み直すのではないかという警戒感も出ているという。

 業種別では不動産の下げが目立った。モリモト8899.Tが28日、負債総額1615億2000万円を抱えて東京地裁に民事再生手続き開始の申し立てを行ったと発表し、サブプライムローン問題をきっかけとした不動産市況の冷え込みが、あらためて嫌気されている。

 前場の東証1部騰落数は値上がり380銘柄に対して値下がり1226銘柄、変わらずが98銘柄だった。 

 前週末、終値でようやく25日移動平均線を上抜けた日経平均だが、きょう午前は再び同線を下回った。前場の東証1部売買代金は5035億円と非常に薄商い。明和証券シニア・マーケットアナリストの矢野正義氏は「商いが薄く買いが入らない状況では、25日線を継続してクリアするのは難しい」と述べた。前週末の上げについても、月末のドレッシング買いによるところが大きかったことから、「その反動も出ている」(国内投信)という。

 取引時間中の手掛かりに乏しく、市場では「今晩あたりに明らかになる感謝祭後のクリスマス商戦の結果を見たいとの気分が強く、様子見ムードが支配している」(東洋証券・シニアストラテジストの児玉克彦氏)との声があがった。

 個別銘柄では、民事再生手続き開始の申し立てを受けて、モリモト8899.Tに売りが集中。市場では「経営が厳しい企業は金融機関からの追加融資が受けにくくなっており、週末の5日に向け破たん懸念が強まっている」(準大手証券エクイティ部)との警戒感が出ている。

 ソニー(6758.T: 株価, ニュース, レポート)やキヤノン(7751.T: 株価, ニュース, レポート)などの主力ハイテク株が軟調。トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)などの自動車株もさえない。大手銀行株では、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)や三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)が小じっかりだった。

 (ロイター日本語ニュース 石渡亜紀子記者)

 
 
 
 
 
 

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