イタリア政府、銀行の資本増強に最大120億ユーロ投入へ
[ミラノ 28日 ロイター] イタリア政府は28日、銀行の資本増強のため総額100億─120億ユーロ(129億─155億ドル)を投じて銀行が発行する債券を引き受けると発表した。
同計画についてトレモンティ経済相は詳細を明らかにしなかったが、ロイターが入手した政府文書によると、政府が引き受けを検討しているのは転換社債で、経営幹部の報酬について倫理規定を導入しているなどの条件を満たした場合に引き受ける。
また社債の転換に際して、政府は議決権のある株式は取得しない方針。
イタリア政府は、銀行救済のため、政府による議決権のない銀行株式の取得を可能とする措置を10月9日に発表したが、政府内に意見の対立があり、運用方法についての詳細の発表が遅れていた。
イタリアの銀行の中核的自己資本比率(Tier1)は現在6─6.5%。JPモルガンが27日に公表したレポートによると、これを7.8%まで引き上げるには、総額210億ユーロの資金が必要となる。公的資金注入を受けて資本を増強した他の欧州各国の銀行のTier1は約8%となっている。
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