ロイター調査:ECBが4日に50bp超の利下げとの見方も

2008年 12月 2日 12:33 JST
 

 [フランクフルト 1日 ロイター] ロイター調査によると、欧州中央銀行(ECB)は12月4日の理事会で2カ月足らずの間で3度目となる利下げを実施すると予想されている。

 ただ、利下げ幅については、50ベーシスポイント(bp)になるか、もしくはそれ以上になるかで見方が分かれている。

 ロイター調査では、エコノミスト81人中3分の2がECBが50bpの利下げを実施し、政策金利は2.75%になると予想した。一方、24人は利下げ幅を75bpもしくは100bpと予想している。

 ユーロ翌日物無担保金利加重平均(EONIA)先物は75bpの利下げをほぼ完全に織り込んでいる。

 ECBは10月初めから2度利下げを実施。一方、米連邦準備理事会(FRB)、スイス国立銀行(中央銀行、SNB)およびイングランド銀行(英中央銀行)はECB以上の利下げを実施している。さらに英中銀は4日に少なくとも50bpの追加利下げに踏み切ると予想されている。

 ユーロ圏は景気後退入りし、最近の景況感や雇用を示す指標の悪化は、早期回復の可能性が低いことを示している。11月のユーロ圏15カ国のEU基準消費者物価指数(CPI)は、前年比2.1%上昇となり、前月の3.2%上昇から鈍化した。

 エコノミストらは、ECBは大幅な利下げを回避し3度目となる50bpの利下げを実施する一方、2009年に一段の緩和が選択肢としてあることを示唆する可能性が高い、との見方を示している。

 ドイツ銀行のエコノミスト、マーク・ウォール氏は、指標の点からみれば大幅な動きも予想できるが、ECBの中期的抑制という感覚により、慎重で規律の取れた段階的なアプローチになるとみられることから、50bpの利下げを予想している、との見方を示した。

 一方、今後について、エコノミストは政策金利が第3・四半期には1.5%まで低下すると予想している。ただ、ゴールドマン・サックスのエコノミスト、エリク・ニールセン氏は、ECBのスタッフ予想が悲観的な数字となれば、金利は1%まで低下する可能性がある、とみている。

 
 
 
 
 
 
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