企業金融の円滑化策、金融環境を改善する効果=日銀総裁

2008年 12月 2日 17:54 JST
 

 [東京 2日 ロイター] 白川方明日銀総裁は2日、臨時金融政策決定会合後の記者会見で、導入を決めた企業金融の円滑化策について、企業金融を改善する効果があると指摘し、現時点では最善の措置だと強調した。

 追加利下げに関しては、極めて低い金利水準の下では市場機能の確保の面でさまざまな問題が生じる可能性があるとして、あらためて慎重な姿勢を示した。

 <企業金融環境の改善効果ある>

 日銀はこの日の臨時会合で、社債と企業向け証書貸付債権の適格担保の範囲をこれまでの「A格相当以上」から「BBB格相当以上」に緩和するとともに、新たに民間企業債務を活用したオペレーションの導入を決定した。

 白川総裁は、適格担保範囲の拡大では、社債で4500億円程度、企業向け証書貸付債権で1.6兆円程度の拡大を見込んでいるほか、民間企業債務を活用した新オペレーションでは3兆円程度の資金供給を見込めることを明らかにした。

 適格担保範囲の拡大では「新たに担保となり得る金融資産については、仮に日銀に担保として差し入れなくても、市場流動性が高まる効果がある」とも説明した。

 一連の措置について、白川総裁は「日銀の持っている金融調節手段面から、悪化している企業金融環境を改善する効果を持っている」と指摘。「この措置がこの時点では最善だと判断している」と強調した。

 <低金利の下では市場機能に問題>  続く...

 
 
 
 
 
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