11月鉱工業生産は過去最大の下落、判断「急速に低下」
[東京 26日 ロイター] 経済産業省が26日発表した11月の鉱工業生産指数速報(2005年=100、季節調整済み)は前月比8.1%低下の94.0となり、2カ月連続の低下となった。
ロイターの事前予測調査では前月比マイナス6.8%と予想されていたが、発表された数字は予想を下回った。下落幅としても過去最大となった。これまで最大だったのは、ITバブル崩壊後の2001年1月の4.3%低下だった。
経済産業省は生産の基調判断を「急速に低下している」とし、これまでの「低下傾向」から下方修正した。
業種別にみると、輸送機械、一般機械、電子部品・デバイスなどが低下に寄与した。
鉱工業出荷指数は前月比8.4%低下、在庫指数は同0.7%上昇した。
製造工業生産予測指数は12月が前月比8.0%低下、1月が同2.1%低下だった。12月の低下に寄与するとみられるのは輸送機械、一般機械、電子部品・デバイスなど、1月の低下に寄与するとみられるのは電子部品・デバイス、輸送機械、一般機械など。
三菱UFJ投信戦略運用部副部長、宮崎高志氏は結果について「11月鉱工業生産の低下幅は相当に大きいが、これまでの貿易や自動車生産などの動向をみていれば、株価はある程度織り込んでいるとみている。ネガティブ・サプライズではない」と指摘。その上で「米国などの景気対策が出てくることははっきりしており、ここから下値を売り込むのもリスクがある」との見方を示した。
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