S&P、ギリシャとアイルランドの格下げ可能性を警告
[アテネ/ダブリン 9日 ロイター] スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は、ギリシャとアイルランドのソブリン格付けを引き下げる可能性があると警告した。S&Pは、財政赤字拡大と生産性低下で、世界的な信用収縮への対応が難しくなったとの見方を示している。
S&Pは、ギリシャ政府は大規模な経常・財政赤字問題への取り組みが不十分で、その結果、痛みを伴う調整に直面している、と指摘した。
S&Pのアナリスト、マルコ・ムルスニク氏は、ギリシャの外貨建てと自国通貨建てのソブリン格付け「A/A─1(長期/短期)」を変更するかどうかについて、おそらく今月中に決定されるだろうと述べた。
またS&Pは、アイルランドの格付け(現在「AAA」)のアウトルックをこれまでの「ステーブル」から「ネガティブ」に引き下げた。
S&Pのアナリスト、トレバー・クリナン氏は、アイルランドを「ネガティブ」としたことについて「銀行の資本再構築と景気押し上げに向け現在とっている措置でも、競争力や多様性、成長見通しが改善しないならば、格下げもありうるとのわれわれの認識を反映したものだ」と述べた。
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