定期分配型ファンド純資産、株高と円安で2カ月連続増
[東京 10日 ロイター] トムソン・ロイター傘下の投信情報サービス会社リッパーによると、定期分配型ファンドの3月末純資産残高は前月末比2.7%増の27兆8241億円となり、2カ月連続で増加した。
資金フローは若干の流出超だったが、内外の株価上昇と円の下落で資産価値の増加が寄与したとみられる。
定期分配型ファンドの草分けで純資産残高が最大の「グローバル・ソブリン・オープン(毎月決算型)」(通称:グロソブ)62002137JPも資金フローは6カ月連続で流出超となったが、純資産は増加した。グロソブ以外の残高上位のファンドからも資金流出は続いたが、「野村米国ハイ・イールド債券投信(ブラジルレアルコース)毎月分配型」62006928JPやブラジル債券型ファンドへの流入は目立った。
3月は東証株価指数が前月比2.2%上昇したほか、米S&P総合500種が8.5%、英FT100種総合株価指数が2.5%それぞれ上昇したほか、ロシア、中国、インド、ブラジルなど新興国の株価も上昇し、株式投信の資産価値を押し上げた。さらに、円が豪ドルに対し9.6%、ユーロに対し6%、ドルに対し1.4%それぞれ下落するなど全面的に弱含み、外貨建て資産に投資するファンド全体が恩恵を受けた。
4月3日付のリッパー・データ・リポートによると、国内籍追加型公募投信で年4回以上分配金を支払う定期分配型ファンドは3月末で前月比5本増の739本。リッパーの推計では設定額から解約額を引いた純流出入額はマイナス71億円で前月に続き流出超となったが、純流出額は700億円を超えた前月より縮小した。
<大型ファンドの流出超は継続>
個別ファンドで純流出額が最大だったのは、前月と同様にグロソブで推計531億円。純流出額は前月の634億円に比べやや減少した。「投資成果が落ちてきたことを嫌気した売りもあるが、足元で基準価額がやや回復したため一部に買いも入っている」(国際投信の広報担当者)という。
2位も前月と同様に野村アセットの「マイストーリー分配型(年6回)Bコース」62005038JPで294億円。15カ月連続の流出超で、流出額は前月の436億円を下回った。3位は大和証券投資信託委託の「ダイワグローバル債券ファンド(毎月分配型)」62004375JPで約182億円。 続く...


