日興コーディアル売却入札、3メガ銀行が参加

2009年 04月 20日 18:55 JST
 

 [東京 20日 ロイター] 米シティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)が進めている日興コーディアル証券売却プロセスで、20日に実施された入札に三菱UFJフィナンシャル・グループ(8306.T: 株価, ニュース, レポート)と三井住友フィナンシャルグループ(8316.T: 株価, ニュース, レポート)、みずほフィナンシャルグループ(8411.T: 株価, ニュース, レポート)が参加したことが分かった。

 売却対象には、日興シティ証券の中堅・中小企業向け業務部門も含まれた。複数の関係筋が同日、明らかにした。 

 シティは応札した金融グループが示した価格や提案内容を精査した上で、優先交渉権を与える見通しだ。各グループが提案した買収価格は明らかになっていないが、6000億円程度になるとの見方もある。

 当初は、リテール向け業務を展開する日興コーディアルだけが売却の対象とされたが、シティは法人向け業務を担う日興シティのうち、中堅・中小企業向けに証券やM&Aサービスを提供している部門の売却も打診。日興は会社分割などをして同部門を切り離す意向だ。3メガはこれを含めた買収提案を出したという。

 シティは現在までのところ、日興シティのうち、株式や社債などを引き受ける大企業向け部門は切り離さない意向だ。しかし、コーディアルの売却先にはシティが組成した有価証券の販売を委託したい考えで、提携関係を結ぶことも念頭に置いている。 

 売却が検討されている資産運用会社、日興アセットマネジメントは今回の売却プロセスから外れており、生保などの機関投資家を引き受け先に別に売却作業を進める。 

 シティは2007年4月、リテール証券、法人証券、資産運用などすべてを傘下に持つ日興コーディアルグループに対し、1株1700円の公開買い付けを行い、発行済み株式の56.15%を9200億円で取得した。その後シティは日興を100%子会社化したため、買収総額は1兆5000─6000億円に上ったとみられる。

 
 
 
 
 
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