7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)共同声明

2009年 04月 25日 10:51 JST
 

 [ワシントン 24日 ロイター] 米国のワシントンで24日に開かれた、7カ国財務相・中央銀行総裁会議(G7)の共同声明は以下の通り。

 G7の財務相・中央銀行総裁は、数十年来で最も深刻かつ広範な景気後退と金融混乱の中、本日会合した。世界の様相は、つい数年前までの力強い成長、新興市場国への資金フローの急速な拡大、貿易の大幅な拡大の時期から、現在の景気後退、レバレッジの減少および貿易の縮小に特徴付けられる時期へと一変した。われわれは、成長を支え、金融システムの信認と信用供給の流れを回復するため、断固として行動してきた。最近のデータには、われわれの経済の景気後退速度の鈍化やいくらかの安定化の兆候を示すものも出てきている。経済見通しは引き続き弱いなか、経済活動は今後本年内に回復を開始するであろうが、下方リスクは継続している。ロンドンにおいて首脳たちが強調したように、われわれは雇用と成長を回復し、今回のような規模の危機の再発を防ぐため協調して行動することにコミットする。こうした背景のもと、

 ・われわれはマクロ経済支援策を迅速に実行しており、成長を回復するために必要な規模の継続した財政努力を行うことへのコミットを再確認した。われわれは、長期的な財政の持続可能性を保ちつつ、成長トレンドへの回帰を加速するために必要なあらゆる行動をとる。われわれはIMFに対し、とられた行動をモニターし、われわれとG20に定期的に報告するよう求める。

 ・われわれは貸出を回復し、流動性支援を提供し、金融機関に資本を注入し、預金を保護し、不良資産を処理するため、必要に応じ、引き続き行動する。われわれは、システム上重要な機関の健全性を確保するために必要なあらゆる行動をとるとのコミットメントを再確認する。

 ・われわれはIMFのための資金をプレッジしており、IMFが世界の金融の安定回復を支援するうえで必要とする資金を提供するため、G20などと協働している。われわれは、世界的な景気後退が新興市場国および途上国に与える影響を緩和するため、国際開発金融機関の融資の大幅な増加と、そのバランスシートの最大限かつ例外的な活用を支持する。

 ・われわれは特に、IMFへの当面のバイの融資の動員についてなされた進展を歓迎。このバイの融資は、IMFの新規借入取り決め(NAB)にいずれ組み入れられ、NABは最大5000億ドル増額され、その参加国が拡大される。われわれは、2500億ドルのSDR一般配分の実行、および、IMFの新歳入モデルと整合的な形での、合意された金売却による追加的資金の最貧国支援への活用に向け作業を進めている。われわれは、貿易金融支援に少なくとも2500億ドルを供給するイニシアティブを実行している。

 ・われわれは、強固なファンダメンタルズを有する国の危機への対処を支援するフレキシブル・クレジット・ライン(FCL)のような新たな融資制度のIMFによる導入を歓迎し、メキシコ、ポーランドおよびコロンビアによるその利用を支持する。われわれは、現下の危機のなかにおいて、中期的に堅固な財政見通しを有する国への財政ニーズを支援するため、IMFがその権限と整合的な形でその資金を場合に応じて利用することを支持する。われわれはまた、IMF、世界銀行および地域開発金融機関が密接に協働し、借入国が直面している、銀行の資本増強や債務借換円滑化の必要性といった特別な状況を注意深く分析し、プログラムにおいてこれらを考慮することを支持する。

 ・われわれは引き続き、投資あるいは物およびサービスの貿易に対する新たな障壁を設けず、新たな輸出制限を課さず、WTOと整合的でない輸出刺激策をとらない。WTOはこのコミットメントについて監視し、公表される形で報告を行う。  続く...

 
 
 
 
 
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