クライスラーの破産法申請、サーベラスの賭けは失敗に

2009年 05月 1日 17:11 JST
 

 [ニューヨーク 30日 ロイター] 2007年5月、米プライベート・エクイティ(PE)のサーベラス・キャピタル・マネジメントは、自動車大手クライスラーの買収という大きな賭けに出た。買収額は74億ドル。

 クライスラーを四半期決算の開示義務がない非公開企業とし、長期的な経営再建を通じて莫大な利益をあげるシナリオだった。

 買収当時、サーベラスのジョン・スノー会長は「当社は忍耐が資本だ」と述べていた。 

 買収から2年。クライスラーの破産法申請で、サーベラスの面目は丸つぶれになった。

 シカゴ大学のスティーブン・カプラン教授(PE専攻)は「景気動向に大きく左右される業種を好況時に買収すると、こういうことになる。非常にリスクが高く、失敗に終わるケースが多い。今回もその一例といえる」と述べた。 

 サーベラスはクライスラーへのエクスポージャーを公開していないが、クライスラー買収は他の投資家と共同で実施したため、同社のエクスポージャーは買収額の74億ドルをはるかに下回る。

 関係筋によると、サーベラスが総資産の5%以上を1つの案件に投資することはない。

 このため、クライスラー本体と金融部門クライスラー・フィナンシャルへのエクスポージャーは最大でも17億ドルとみられ、クライスラー・フィナンシャルへの投資では利益が出る可能性があるという。   続く...

 
 
 
 
 
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