2010年のアジア平均GDP伸び率は4.3%=IMF
[シンガポール 6日 ロイター] 国際通貨基金(IMF)は6日、2010年のアジア諸国の国内総生産(GDP)伸び率が平均で4.3%となり、2009年の推定1.3%から加速するとの見通しを示した。
2010年の伸び率見通しは潜在成長率を幾分下回る水準。IMFは見通しには下振れリスクがあり、金融および財政状況がしばらくの間、引き続き景気刺激的であるかどうかにかかっているとしている。
「金融面での圧迫が深刻化し、マクロ経済政策による景気支援が時期尚早に解除されるリスクがある」とし、「そうなれば世界経済の低迷が深刻化し、アジア経済の回復はより困難になる」と指摘した。
この他のリスクとして企業の損失拡大、世界的なレバレッジ解消を挙げたほか、長期的には、輸出主導型であるアジア経済は先進国需要の構造的な落ち込みというリスクにさらされるとした。
一方、予想以上に積極的な政策措置を講じることがアジアの景気回復に大きく寄与すると指摘。
大半のアジア諸国でさらなる利下げ余地があるとし、「これまでの積極的な利下げの効果はインフレ期待の低下によって大部分が相殺されたため、実質金利は複数の国で以前から変わらず、あるいは以前より高くなっている」との見方を示した。
また、より多くのアジア諸国が日本や韓国のように、長期証券の買い入れや銀行融資の保証などを通じてバランスシートを拡大し、信用状況の緩和に向けて非伝統的な措置に踏み切ることが必要となる可能性があるとした。
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