3月対米証券投資、232億ドルの買い越しに転じる

2009年 05月 16日 04:45 JST
 

 [ニューヨーク 15日 ロイター] 米財務省が発表した3月の海外投資家による対米証券投資は232億ドルの買い越しとなった。前月は911億ドル(修正)の売り越しだった。

 長期有価証券(株式スワップ等除く)投資は558億ドルの買い越しで、前月の220億ドルの買い越しから増加。

 財務省証券は553億ドルの買い越し。前月は215億5000万ドルの買い越しだった。

 対米証券投資の買い越し額は、同月の米貿易赤字276億ドルに近い水準となった。

 GFTフォレックスの為替リサーチディレクター、キャシー・リエン氏は「対米証券投資の内容は良好で、前月から改善した。利回りが低水準にも関わらず、資金が米ドルに戻ってきていることを示した。ただ、リスク回避が最近まで米資産への投資を支えてきたことを踏まえれば、驚きではない」と述べた。

 国別では、中国が財務省証券保有高を増やし7679億ドル。前月は7442億ドルだった。

 日本は6867億ドル。前月は6619億ドルだった。

 マルタ・オン・ザ・マーケッツのT・J・マルタ氏は、同指標は海外投資家による米資産への需要が「完全に崩壊した」との懸念を緩和させたと指摘。「買い越しペースは世界的な取引の減速に合わせ、緩やかなペースにとどまるだろう」との見通しを示した。

 
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