2010年のFOMC、タカ派メンバー入りで意見対立深まるか

2009年 06月 11日 22:06 JST
 

 [シカゴ 10日 ロイター] 米連邦準備理事会(FRB)が2010年に入って最初に開く連邦公開市場委員会(FOMC)では、年内のFOMCで投票権を有するメンバーが4人入れ替わる。この中には2人の強硬なタカ派が含まれるため、投票権の移動が2010年のFOMCの意思決定に大きく影響する可能性がある。

 全米12地区連銀のうちニューヨーク連銀を除く11地区連銀の総裁は、毎年4人が交代でFOMCの投票権を得る。このほか、FRB議長、副議長、5人の理事とニューヨーク連銀総裁が投票権を持つ。

 2010年第1回目のFOMCは1月26─27日。この頃には、FRBはインフレ懸念の台頭に直面している可能性があると同時に、米経済の回復に勢いがつき始めている可能性がある。

 一方で、失業率は上昇を続けると見込まれ、バーナンキFRB議長はじめFOMCメンバーが空前規模の金融緩和策を打ち切ることを躊躇させる要因となりそうだ。

 キャピタル・エコノミクスのエコノミスト、ポール・アシュウォース氏は「あまりに急速、あるいは積極的な(FRBの)措置は、景気回復を阻害しかねない。また、対応が遅すぎたり中途半端でもインフレが手に負えなくなる可能性がある」と述べた。

 また「FRBにとって、インフレが問題化する前に金融政策を量的緩和から転換するチャンスは非常に限られている」と指摘した。

 2010年にFOMCで投票権を有するホーニグ・カンザスシティー地区連銀総裁とブラード・セントルイス地区連銀総裁は、インフレ警戒感が強いタカ派として知られる。

 ホーニグ総裁は、FRBのバランスシートを縮小するため、大規模な信用緩和プログラムを迅速に打ち切れるよう準備しておく必要があると主張してきた。  続く...

 
 
 
 
 
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