カリフォルニア州、一部納入業者らへの支払い停止し「借用書」発行へ

2009年 07月 1日 20:14 JST
 

 [サンフランシスコ 1日 ロイター] カリフォルニア州議会は7月1日の新年度入りまでに、財政収支を均衡させる予算について合意できなかった。その結果、納入業者などへの支払いを停止し、将来の支払いを約束する「IOU」(借用書)を発行する可能性が高まった。

 カリフォルニア州が異例の手法をとらざるを得なくなるのは、過去17年で初めて。

 州議会の多数を占める民主党は、243億ドルに上る財政赤字に対処し、IOUの発行を回避する案を提示していた。しかし、支出を削減する必要性では共和党と一致したものの、増税の是非について見解が分かれ、共和党の合意を得ることはできなかった。民主党が新たな歳入を模索するなか、共和党議員と共和党のシュワルツネッガー州知事が増税に反対してきた。

 カリフォルニア州では毎年のように財政赤字問題に直面しているが、特に今年はリセッション(景気後退)の深刻化や失業者の急増で所得税収が著しく落ち込み、州の財政は危機的状況に陥っており、迅速に収支を均衡させることができなければ、7月中にすべての支払いを停止しなければならなくなる。

 州の財政責任者、John Chiang氏は、できる限り現金を確保するため、2日までに納入業者や医療保険プログラムを監督している地方機関などに対し、IOUの発行を計画している。

 同氏の計画によると、州が発行した一般財源債を保有する投資家などに対する109億ドルの支払いを継続するため、月内に33億6000億ドルのIOUを発行する計画。

 Chiang氏は、ロイターに対し「一般財源債の返済は行う。カリフォルニア州は債務のデフォルトを起こしたことはないし、そのつもりもない」と語った。

 
 
 
 
 
 
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