ラクイラ・サミットで出口戦略が議題に、準備通貨問題も協議か

2009年 07月 3日 15:45 JST
 

 [ラクイラ(イタリア) 2日 ロイター] 8カ国(G8)首脳は、8─10日に開催される主要国首脳会議(ラクイラ・サミット)で、景気刺激策の出口戦略の時期や世界の準備通貨に関する提案を協議する予定。

 地震の被災地ラクイラにサミットの舞台を変更したイタリアのベルルスコーニ首相は、途上国に焦点を当てた「節度と団結」を確認する会議になるだろう、と述べた。

 ベルルスコーニ首相は、会議に参加する40の国・地域、および団体が「世界経済に占めるシェアは90%」とし、危機の最悪の部分は過ぎ去ったとの自信をサミットが醸成することを望む、と語った。

 一方、世界的な金融危機に議題を絞った20カ国・地域(G20)首脳会合(金融サミット)の4月と9月の会議に挟まれたラクイラ・サミットが華々しい成果を上げる公算は小さい、と一部の外交官は指摘する。

 深刻なリセッション(景気後退)に陥った世界経済を支えるために注がれた数兆ドルもの資金を金融システムから排出する「出口戦略」に関する協議の機が熟した際の経済の行方について、G8首脳は会議初日に協議する予定。

 首脳はさらに、世界経済の将来の統治についても意見交換する見通しだ。

 あるG8外交官は「ベルルスコーニ首相がラクイラで国際ビジネス行動規範を完成させることを期待すべきではないし、メルケル首相が(G20が開催される)ピッツバーグから成長憲章を手に帰国すると考えるべきでもない」として慎重な見方を示した。

 会議2日目、G8首脳は中国やンドなど新興国の首脳とともにG14会合を行う予定。中国は世界の準備通貨に関する協議を議題に含めるよう求めている。  続く...

 
 
 
 
 
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