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インタビュー:中国事業、来年10月ごろに再挑戦へ=カルビーCEO
2016年1月15日 / 10:03 / 2年前

インタビュー:中国事業、来年10月ごろに再挑戦へ=カルビーCEO

1月15日、カルビーの松本会長兼CEOは、昨年合弁を解消した中国事業について来年10月ごろには新たに始めたいと明かした(2016年 ロイター/TORU HANAI)

[東京 15日 ロイター] - カルビー(2229.T)の松本晃会長兼最高経営責任者(CEO)は15日、ロイターとのインタビューで、昨年11月に合弁を解消した中国での事業について今年6月末までに方針を決め、2017年10月ごろには新たに始めたいと明かした。中国事業は「他の国と重要度が違う」とし、早期に再挑戦へ動き出す。

松本CEOは中国事業について、「誰かパートナーとやるべきか、単独でやるべきかはまだ悩んでいる。現地のパートナー候補とはまだ話をしていない」と説明。ただ「今年3月ごろからスタディーを始め、6月末までには方針を決めてアクションを起こす。17年10月ごろから新たに始めたい」とのプランを明らかにした。

また「早く行って成功する確証はないが、遅れると絶対に成功しない」と述べ、再挑戦のプランを練っている最中だとした。

同社は昨年11月、中国での合弁事業であるカルビー(杭州)食品有限公司の持分の全てを康師傅方便食品投資に譲渡、合弁を解消した。12年8月に設立したものの、約3年での撤退となった。

合弁事業がうまくいかなかった理由について、松本CEOは「トップの人材」と「商品」に問題があったと指摘。商品については「Jagabee(ジャガビー)を中心にしたことが間違い。6.5元から7.5元で高過ぎた」と述べ、再挑戦では「すぐに利益が出なくても、1元、2元の商品をたくさん売って、少なくとも損をしないこと」を重視する考えを示した。

パートナーとして、大株主のペプシコ(PEP.N)と組むことについては「中国や米国などの大きな国で下請け会社になることは、カルビーにとって何の意味もない」と述べ、消極的な考えを示した。

松本CEOは新たに進出する国について、オーストラリア、ニュージーランド、ベトナム、マレーシアを挙げた。このうち、オーストラリアについては「2016年中に出たいと思っている」と述べた。現在、オペレーションができる人材を選定中だという。また、マレーシアはパートナー候補数社と話をしている段階。

同社の15年3月期の海外売上高比率は10.1%。これを30%に引き上げることを目指している。

ジョンソン・エンド・ジョンソン日本法人の社長を務めていた松本氏は、09年にカルビーの会長兼CEOに就任。それ以来、カルビーは6期連続で増収増益を達成している。

16年3月期も連結売上高は前年比8.0%増の2400億円、営業利益は同19.1%増の288億円を計画している。

清水律子 浦中大我

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