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オプション市場の加ドル安リスク、米大統領選前より低下
2017年6月12日 / 06:28 / 3ヶ月前

オプション市場の加ドル安リスク、米大統領選前より低下

[トロント 9日 ロイター] - 為替オプション市場が織り込むカナダドルの大幅下落リスクは、昨年11月の米大統領選前よりもかなり低下した。カナダドルの一段安を見込んでいた投機筋にとって、これは好ましくないニュースだ。

カナダのノンバンク最大手ホーム・キャピタル・グループが4月に破綻寸前の状態になったことを受けて、カナダドル安観測は5月に過去最高に達した。

ただ、カナダドル安を見込んでいた向きは、ここ数カ月株式、債券、為替市場に打撃を与えたボラティリティーの低下に直面している。ボラティリティーの低下は、カナダドル安がそれほど進まないことを示唆している。カナダドルの売り持ちを抱えた投資家は、今後カナダドルにとりプラスの材料が出れば、一気にポジション解消に動く可能性がある。

フォレックスライブの為替アナリスト、アダム・バトン氏は「ショートセラーはカナダドルの大幅変動を期待しているが、市場はそれを織り込んでいない」と説明した。

オプション市場では通常、カナダドルの上昇リスクよりも下落リスクをヘッジするコストの方が高く取引される。これは、カナダドルがコモディティー相場との連動性が高く、リスク選好度が低下するとカナダドルが急激に下落する傾向があるためだ。

ただ、カナダドルのボラティリティー低下でプットとコールのプレミアムは縮まっており、リスク・リバーサルは2年ぶり低水準となっている。

ナショナル・バンク・フィナンシャルのリスク・マネジメント・ソリューション部門のサイモン・コート氏は「リスクオフというよりは、リスクオンの状態にあり、投資家の間でカナダドルの急落に対する警戒感はさほどない」との見方を示した。

1日に発表されたロイター為替予測調査によると、カナダドルは短期的には米ドルに対して下落すると予想されている。ただ、カナダ経済の上向きに伴い中銀が利上げを示唆すると見込まれており、1年後には安定する見通し。

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